Windows10サポート終了に伴うPCの有効活用(「Zorin OS」)

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Windows 10搭載PCは、2025年10月14日のサポート終了後も起動・利用自体は可能で、現在も世界では数億台規模のWindows 10 PCが稼働しており、その中には、Windows 11へアップグレード可能なPCやハードウェア要件不足でWindows 11へ移行できないPCが含まれています。

業界予測では、Windows 11非対応のPCは約2.4億台(240 million)規模とも言われています。これは「即使用不能」ではなく、

  • セキュリティ更新停止
  • ウイルス感染リスク増大
  • ソフト互換性低下
  • 企業利用での運用制限
  • などにより、実務上「使い続けにくくなる」端末を意味しています。

セキュリティリスクが問われるこのご時世で、諸物価高騰の影響もあり、企業利用においても「使えるものは何とか有効活用したい」と考えざるを得ない状況でしょう。企業利用はもちろん、個人ユーズでもサポート切れのOSを使用することには二の足を踏まざるを得ないところです。

そこで、Windows11非対応PCを有効活用する方法について、調べてみたので紹介したいと思います。

概 説

ほとんどのWindows11非対応PCには、Microsoft Office 2019がプリインストールされております。古いバージョンではありますが、まだまだ現役で使用可能です。即ち、「Windows10搭載PC」=「Microsoft Office2019利用可能」という前提条件で話を進めます。企業利用の場合、Office活用はほぼ必須の条件と言えます。

活用する検討要素としては、

  1. 「Zorin OS」の活用(必須)
    • 「Zorin OS Core」(標準機能を備えた無料版)を活用
  2. 「Zorin OS」と「Windows10 OS」のデュアルブート、又は「Zorin OS」のシングルブート?
    • デュアルブートの場合
      • 「Zorin OS」:インターネット接続環境下での作業(メール・ネット検索・外部との連接等)
      • 「Windows10 OS」:インターネット遮断環境下で、Office作業
      • PC起動時に起動OSを選択する必要があり、データ共有(やり取り)に一手間かかる
    • 「Zorin OS」のシングルブートの場合
      • Office機能は、Microsoft365(Web版)を活用するか、LibreOffice(標準搭載)を活用
      • Microsoft365(Web版)はMicrosoft Officeの簡易版で機能が劣り、LibreOfficeは完全互換性がないためレイアウトが崩れる可能性がある
  3. 「Zorin OS」でMicrosoft Office自体を動作させることも可能であるが設定が複雑となる。(今回は対象外

Zorin OSについて

Zorin OSは、WindowsやmacOSからの移行をスムーズに行えるよう設計された、初心者にも扱いやすいLinuxディストリビューションです。アイルランドのZorin Groupによって開発されており、Ubuntu LTS(長期サポート版)をベースにしているため、高い安定性と豊富なソフトウェア資産を兼ね備えています。 [1, 2, 3, 4] 

特にWindows 10のサポート終了に伴い、古いPCを再利用するための有力な選択肢として注目されています。 [4, 5] 

主な特徴

  • Windows風の直感的な操作感: デスクトップ画面のレイアウトがWindowsに非常に似ており、スタートメニューやタスクバーの配置に違和感なく操作できます。
  • 高速かつ軽量: アプリの起動が速く、長期間使用しても動作が重くなりにくい設計です。
  • プライバシーとセキュリティ: ユーザーの個人データを収集せず、ウイルスやマルウェアに対しても高い耐性を持っています。
  • ソフトウェアの互換性: LibreOfficeが標準搭載されており、Microsoft Officeで作成した文書や表計算ファイルの閲覧・編集が可能です。また、Windowsで使っていた写真や音楽ファイルをそのまま開くこともできます。 [1, 6, 7, 8, 9] 

エディションの種類

用途や好みに合わせて、主に以下のエディションが提供されています。

  • Zorin OS Pro: macOSやWindows 11風など、より多彩なデスクトップレイアウトを選択できる有料版です。
  • Zorin OS Core: 標準的な機能を備えた無料版で、多くのユーザーに推奨されています。
  • Zorin OS Lite: 古いPCやスペックの低いPC向けに最適化された軽量な無料版です。 [2, 6, 10] 
  • Zorin OS Core及びZorin OS Liteは無料版で、Zorinサイトからダウンロードしてインストール可能

関連製品の例

導入を検討されている方向けに、インストール済みのメディアなどが販売されています。 [11] 

  • Zorin OS 18 (64ビット版) ブート用USBメモリ: 初めての方でもUSBから起動してすぐに試せるインストーラーです。yahoo.co.jpにて 1,599円 前後で販売されています。
  • Zorin OS 18.1 CORE 64bit インストール DVD: DVDドライブを搭載したPC向けのインストールメディアです。yahoo.co.jpにて 950円 前後で取り扱いがあります。
  • Linux Zorin OS ロゴ入りTシャツ: ファン向けのオリジナルグッズもAmazon公式サイトなどで 2,000円〜2,750円 ほどで見つけることができます。 [6] 

まずは公式サイトのダウンロードページからZorin OS Coreを試してみるのがおすすめです。

(参考URL)
[1] https://zorin.com
[2] https://note.com
[3] https://note.com
[4] https://gihyo.jp
[5] https://www.youtube.com
[6] https://www.youtube.com
[7] https://japan.zdnet.com
[8] https://azumayamatotoro.hatenablog.com
[9] https://enluc.com
[10] https://xtech.nikkei.com
[11] https://xenospectrum.com

Zorin OSのインストール

手 順

全体の手順は次のとおりに実施します。

  1. ISOファイルをダウンロード
    • 公式サイトからISOを取得する。
      • 「Core(無料)」でOK
      • ファイルは約2〜3GB
      • PC内ダウンロードに一時保存
    • Zorin OS公式サイト
  2. USBインストールメディア作成
    • USBメモリー:8GB以上
    • ツール;Rufus(←クリックでダウンロードサイトへ)
    • 手順
      • 公式サイトにアクセス: ブラウザでrufus.ieを開き、ページを下にスクロールして「ダウンロード」セクションを探します。ファイルの種類を選択: 以下のいずれかを選択してクリックします。
        • 標準版 (例: Rufus 4.x): 設定がWindowsのレジストリに保存されます。
        • ポータブル版 (例: Rufus 4.x Portable): 設定が実行ファイルと同じフォルダの専用ファイル(.ini)に保存されるため、USBメモリなどに入れて持ち運ぶのに適しています。
        • ※ 通常は、お使いのOSに合わせて「Windows x64」と書かれた最新版を選べば問題ありません。
      • プログラム起動
        • zダウンロードしたファイル(例: rufus-4.x.exe)をダブルクリックします。
        • 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」というユーザーアカウント制御(UAC)が表示されたら、「はい」をクリックします。
        • 初回起動時に「オンラインでアップデートを確認しますか?」と聞かれるので、任意で「はい」または「いいえ」を選択してください。
        • https://www.youtube.com/watch?v=gvSj_bGahvE&t=59s
  3. USBから起動
  4. インストール実行

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